同期会幹事と主体的であること

曇り空だけど暖かい土曜日。

街を歩くとハロウィンの飾りがあふれている。

あと1週間で10月も終わりかと思うと、一日一日が過ぎるのがとても早く感じる。

 

今日は、私が幹事で、ライフオーガナイザー1級講座を一緒に学んだ友人達や先生との同期会だった。

1級講座そのものは3日間だけだったけど、受講中に宿題の課題をしたり、講座が終わった後の情報交換をしたりで、すっかり気の置けない仲間になっている。

 

私は、1級を取ったもののライフオーガナイザーとしては活動しておらず、学んだ知識は家の整理や自分の思考の整理に使っているくらい。

でも、同期の中にはプロのライフオーガナイザーとして試行錯誤しながら頑張っている人たちもいて、そんな自分の腕で食べていく覚悟のある人たちと話すのは、刺激を受けるし、自分の居ずまいを正したくなる。

 

また、ライフオーガナイザーは、お客さんの気持ちに寄り添いながら、思考と空間の整理を通じて、お客さんが生きやすくなることを手伝う仕事なので、みんなとても優しくて、一緒にいて心が穏やかになる。

 

その上、片付けのプロばかりなので、日々のちょっとした家の片付けの悩みを打ち明けると、的確なアドバイスがたくさんもらえ、本当に嬉しいことだらけ。

 

さて、幹事は大変と思われがちで、幹事を引き受けると「忙しいのに悪いね。いつも幹事をしてくれてありがとう。助かるわ」と感謝されることが多い。

私も若い頃は幹事は大変だからできればしたくないと思っていたのだけど、幹事を頻繁に引き受けるようになって、自分の日程に合わせて好きな人たちと好きな場所で会う機会を作れるので、実はとても美味しい役目だと気がついた。

 

今回のような仲間内の食事会ぐらいだと、幹事のすることは日程調整と場所取りくらい。

今は調整さんなど日程調整のwebツールが色々揃っているし、お店情報もあちこちに転がっているので、準備にかかるのは実質かかるのは1時間未満。

そして、「誰かが企画してくれるといいのになー」と期待しながら待つ必要もない。

 

スティーブン・コヴィーの「7つの習慣」という本があり、”人格主義”に基づいた成功への法則を抽出し、7つの習慣として提示しているのだけれど、その第1の習慣が”主体的である”だ。

 

”主体的である”とは、自分の行動を決めているのは自分自身であり、誰かに動かされるのではなく自分が周りに影響を与えることを意識する。そして、自分がコントロールできないことではなく、自分がコントロールできることだけに注力すると自分の思ったような結果が得やすくなるということ。

 

幹事を引き受けるという私の行動も、自分が得たいゴール(=同期に会って情報交換や刺激をもらいたい)を達成するために、自分ができることをしているに過ぎない。

 

誰を待つのではなく、自分で主体的に考えて動けると、無駄に悩んだり期待したりする必要がなくすごく楽になる、というのが私の実感だ。

そして、繰り返ししていると、経験や知識が蓄積してきて、幹事の仕事がどんどん効率化できるのに、参加した友人から感謝されて嬉しい。

 

ライフオーガナイザーの同期会は、今後も万年幹事をする予定だ。