たすき帖とまとめておくことの重要性

土曜日。今日は、静岡のワーキングマザーサークルWin-Winプロジェクトの10周年記念のイベントに参加するため、静岡市に行った。

 

イベントは、名古屋のキャリアコンサルの柴田朋子さんによる質問力のワークショップと、ライフネット生命出口治明さんの講演会の豪華二本立て。

それぞれ素晴らしい知見を得たのだけれど、まだ消化しきれていないので、また今度書こうと思う。

 

さて、そのイベントで知り合った方からたすき帖という素敵なノートの話を聞いた。

 

たすき帖は、妊娠中から、子どもが成人するまでの20年間の成長記録と、
そのときどきの親の想いの記録、そして、子どもに伝えていきたいメッセージをまとめられるノートです。

 

最近、会社の小さいお子さんのいる後輩女子とランチをすると「子どもがイヤイヤ期で大変なんです!megumiさんはどうでしたか?」なんて聞かれたりする。

 

遠い昔の記憶で、確かにうちの息子にもイヤイヤ期があり、2歳児に真剣に切れそうになって、母親失格じゃないかとかなり悩んだような気がする。が、細かいことはもう全然覚えていなくて、2歳の出来事も3歳の出来事もごちゃまぜの記憶という感じで、後輩の質問に「覚えてないなー」と何の役にも立たない返事しかできなかった。

 

子どもが保育園に通っていた時は、保育日誌(保育園の先生との交換日誌)をつけていたので、それがあればいいやと思っていたけど、量が多すぎてとても気軽に見返せない。

 

記憶の消失半減期はかなり短いので、仕事で会議をした直後には、毎回会議メモとしてその時の議論を要約して共有するのだけど、これは外部記憶装置を使うようなもので、自分の頭の記憶力に依存せず、記憶するー思い出すのプロセスを省略できて、その後の仕事がかなり楽になる。

 

それってプライベートでも同じことだよな。すごく大事な思い出と思っていたことでも、すぐにパッと出てこない。でも、何かちょっとしたきっかけがあると、一気に鮮明に思い出せる。

 

だから、プライベートでも定期的にタイミングを決めて、記憶の棚卸しをしておくことは、頭のハードディスクへの負担を小さくするとともに、後で気軽に振り返る楽しさという点でもすごくいい。

 

たすき帖は、まさにそんなニーズにぴったり。私もつけてみようかな。