生まれたての月をみて
夕方、両手に重い買い物袋をぶら下げて、仕事から帰宅途中、
空を見上げると美しい茜色。
そこにぼんやり赤ちゃんの爪のように薄くて細い月が見えた。
どっちかわからずテストは当てずっぽうで書いてたなーと
子どもの頃のことを思い出しながら細い月を見ながら歩いていると、
急に月の形が、かっこの右側(これ➡)に見えてきた。
家に帰って小6の息子にきくと、右かっこは新月から数日経った月で
さらに太って半月になると上弦の月なのだそう。
学校で習ったときにはややこしくて全然覚えられなかった月の満ち欠けが、
「赤ちゃん月はみぎかっこ」で急に簡単なものに思えてきた。
むずかしく複雑で手に負えないようにみえるものも、
実は簡単なことの集合体。
ほぐす力を身につけると、仕事も暮らしも俄然楽になる。