暮らしの目標管理
連休最終日。曇り空ではあったけど、過ごしやすい一日だった。
運動会や体育の日のイベントがあったので、天気が持ってよかったな。
さて、10月も10日過ぎた。2016年も残すところ3ヶ月、第4四半期に入った。
12月決算の会社では、今年の業績がどの辺りに着地しそうか、会社の中で話題になる機会が増えてくる。そして、社員も、年末の人事評価・査定に向けて、最後の踏ん張りどころだったりもする。
私の会社では人事評価は目標管理制度に従って行われているが、私は会社に入るまでこの目標管理制度を知らなかった。
目標管理制度とは、自分で仕事を決め、その成果や達成度で評価するということ。下記はWikipediaからの引用。
目標による管理(もくひょうによるかんり)とは、組織のマネジメント手法の1つで、個々の担当者に自らの業務目標を設定、申告させ、その進捗や実行を各人が自ら主体的に管理する手法。1950年代に米国のピーター・ドラッカーが提唱したとされる。本人の自主性に任せることで、主体性が発揮されて結果として大きな成果が得られるという人間観/組織観に基づくもの。
もちろん、何でも自分の好きなことを目標にできる訳ではなく、会社や組織が目指す方向と一致した目標を設定する必要があるのだけれど、自分で決めるというステップを入れることで、仕事に対するコミットメントが高く、その結果、成果が高くなるということらしい。
私は、これと同じ仕組みが家庭の中でもあったら、より楽しく、満足度高く暮らせるのではーと思い、ここ数年、目標管理を自分の暮らしにも取り入れている。
具体的な方法は以下の通り。
- 正月三が日の間に、今年したいことを100個をリストアップする。
- リストをEvernoteに保存し、四半期ごとに達成状況を見直す
- 年末に達成状況をパーセントで表す
それぞれについて、細かく説明する
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1. 今年したいこと100個の目標を立てる
自分の人生がより楽しくなるために、できるようになりたいなー、してみたいなーと思うことを思いついた順に100個書く。
大きな夢を書くのもいいし、身近なことを書くのもいい。
私のリストには、”靴磨きを継続したい”とか”アイロンがけが上手になりたい”とか”家族で旅行をしたい”とか、他の人から当たり前レベルだろうこともたくさん入っているけど、私の目標なのでよしとしている。
この100個の目標リストアップは、先輩のFBで見かけて、まねを始めたものだ。
最初は、”100個も目標書けるかなー”と思ったけれど、無理矢理でも出していくうちに、自分自身のしたいこと、なりたい姿に向き合えるようになった。
格好つけたり、自分を卑下したりしなくなったのは大きな効用かな。
2. 四半期ごとの達成状況の見直し
目標は書いただけで忘れてしまうので、定期的に見返し、どれくらいできているか確認することが大事だと思う。
私はリストをEvernoteに保存しているけれど、手帳に書いたり、他にも色々方法はあるだろう。
そして、単に見返すだけでなく、今までやりたくても実現できていなかったことについて、実現できない理由と、それを克服する方法を考える時間が必要だ。
例えば、私の運動習慣をつけること。
これについては、満月の下、運動が続かない理由を考える - 楽・暮らし・しくみにも書いたとおり。
100個の目標全部を同じレベルで力を入れるのは到底無理なので、優先順位をつけて、自分が特にしたい事に注力をして作戦を練っている。
3. 達成状況の振り返り
年末に達成具合をパーセントで表し、定性的に振り返りをして終了。
私の目標には、達成した、しないが数値目標やYes/Noではっきりわかるものもあれば、定性的で評価が難しいものもある。
仕事で目標設定するときには、それが評価に直結するので、上司ときちんと合意をするために、できるだけ"誰から見ても結果がわかるもの”であることが望ましい。
でも、暮らしの目標管理は、家族や自分がより楽しく、満足度高く暮らすのための手段に過ぎないので、定性的で評価が難しいものは”自分が満足できたかどうか”の感覚で決めている。
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今のところ、今年の目標達成率は約60%。あと3ヶ月で80%くらいまでにしたい。そのために、また、いくつかプロジェクトをスタートすることになりそうだ。
日差しが暖かく初秋の気分だけど、文房具屋さんに行けばそろそろ来年のカレンダーや手帖が並び始めた。第4四半期もあっという間に過ぎそうだな。