楽な家事の定義を考える
小雨が続く土曜日。ずっと湿度が高く、家の中がじめじめしている。
東京では9月は6月より年間降水量が多いらしいが、本当に梅雨っぽい。
今日は、私にとって”楽な家事”が何かを考えてみようと思う。
その前に、まず”家事”の定義する必要がある。
私は家事とは、”家を経営すること”だと考えている。つまり、家事は、”家族が生き生きと生活する”という目的を達成するため、継続的、計画的に意思決定をし”家の仕事を効果的に回していくこと”という意味だ。
”家を経営する”となると、”家事”は料理、洗濯、掃除だけではなく、家族が生き生きと生活するための必要な多数の要素とそのつながりを含む広い概念になる。
家庭科などで”家事”はもっと別の言葉で定義されているかもしれないけれど、私は”家事”=”家を経営すること”という定義で考えていこうと思う。
さて、”楽な家事”に話を戻す。
”家事”は、以下の二種類に分けられる。
- 日々の暮らしを継続するため仕事=定常業務
- 特別なことに対応する仕事=プロジェクト型業務
プロジェクトマネジメントの教科書であるPMBOKの言葉でいうと前者が定常業務、後者がプロジェクト型業務だ。
定常業務とは、繰り返し同じ物を生産する継続的な業務を指す。例えば、家を掃除したり、洗濯したり、料理したり、家計の管理など、いわゆる暮らしを継続するためのルーティンワークがこれに当たる。
一方、プロジェクト型業務とは、”独自のプロダクト、サービス、所産を創造するために実施する、明確な始まりと終わりのある業務”のこと。
例えば、友人を招いてパーティをしたり、旅行に行くために計画を立てて準備をしたり、”計画を始める”というスタート地点と”終わった”という最後がはっきりしているのが特徴だ。そして、定常業務をより効率的・効果的に行うための改善活動もプロジェクト型業務に該当する。
私にとって”楽な家事”の理想は
- 定常業務:時間がかからず、楽々行え、家族の誰でも同じような成果がでる➡その結果、好きなことに割ける時間が増える
- プロジェクト型業務:家族全員で楽しんで、家族が満足する形で行いたい
の2点かなー。
実は、家事➡仕事に置き換えると、楽な仕事の理想型も同じだったりする。
だから、家事を楽にするには、仕事で学んだことが大いに役に立つ。