献立決めを考える3_プロセス分析
一日寒い雨の秋分の日。ざあざあと大きな雨粒が植木を濡らす。
今は、薮ランがきれいに咲いている。
さて、一日目、二日目に続き夕食の献立決めの課題克服に取り組む三日目。
今日は、料理の工程(プロセス)を分析して考えてみる。
料理の工程は大きく分けるとこんな感じ。
- 材料の準備、計量
- 下ごしらえ:皮むき、切る、下味をつけるなど
- 調理:蒸す、焼く、炒める、揚げる、煮る(ゆでる)+味付け
- 盛りつけ
そして、それぞれにかかる時間を下のように見積もった(個人的な感覚で正確には測定してません)。
- 材料の準備、計量:5分
- 下ごしらえ:5-10分(下味をつける場合には追加で30分以上必要)
- 調理:15分〜30分(煮込み料理だと1時間以上の場合もあり)
- 盛りつけ:5分
もし一汁三菜をその場で一から作ろうと思ったら、上記の工程×4品分かかる計算になる。各料理は並行して作ることができるので、合計の料理時間が単純に一品の4倍になる訳ではないけれど、結構な工程数であることにはかわりない。
その上で、30分以内で盛りつけまで完成することを考えると、とれる方法は下記の3つかな。
- 工程1、2を短縮する➡仕掛かり品を使う。つまり、材料の準備、下ごしらえなどを夕食準備時間外で行ったり、下ごしらえしてある商品(冷凍食品等)を利用する。
- 工程3を短縮する➡調理時間が短い料理を選ぶ。調理時間中にそばに居なくていい料理というのもこれに該当。
- 工程1〜3を短縮する➡完成品(総菜)を利用する。
上の3つの方法を組み合わせて献立を組み立てれば、よさそうということがわかった。
料理ってすごくたくさんの種類があり、細かい工程を考えると、星の数ほどバリエーションがあってうんざりしてしまうけど、工程をこれくらい大雑把にグループ化して考えると、全体の流れをつかみ、改善すべき工程の把握がしやすくなる。
複雑なように見えて、大事なことはとてもシンプルなこと。
そこに力を注げば、少ない仕事でも効果は大きい。